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私たち人間には、誰もが「神様の成分」のようなものが宿っています。それは「良心」とも呼ばれ、私の言葉で言えば「尊(みこと)」と表現されます。損得や利害を超え、困っている人がいれば自然と手を差し伸べたくなる、そんな美しい心のことです。この「尊」を覚醒させることこそが、今回ご紹介する「真気合わせ(しんきあわせ)」という技法の目的です。
長年、どうすれば自分の中の「尊」を強く、確固たるものにできるか、迷わず発揮できる状況を作れるかを考えてきました。しかし、自分自身にフォーカスするだけでは何も変わらないという結論に至ったのです。そこで気づいたのは、自分を覚醒させるためには、自分以外のものを覚醒させ、その反射によってしか自分は目覚めないということでした。つまり、自分以外のものを覚醒させることができれば、自分の中の「尊」も自然と引き出され、確固たるものになっていくのです。
そして、この技法を実践するのに最も適しているのが、実は「嫌いなもの」や「苦手なもの」なのです。もちろん好きなものでも構いませんが、嫌いなものに対してこそ、この「真気合わせ」は絶大な力を発揮します。
目次
真気合わせの原理:無重力で受け取る神の意志
従来の努力型の気合わせとは異なる、「無重力」のようなリラックス状態で対象から滲み出るエネルギーを受け取る核心を学びます。
従来の「気合わせ」が自分から対象に合わせに行くものであったのに対し、「真気合わせ」は全く逆の原理に基づいています。それは、自分が無重力になったようにリラックスして待つことで、対象から自然と滲み出ているものを感じ取るというものです。
無理にこちらから取りに行こうとすると、疲れてしまったり、自分の意志や妄想が混じりやすくなります。そうではなく、自然とそこから溢れているものを受け取る。これが真気合わせの核心です。
本当に必要ないものは、この世に誕生しません。今、縁あって自分の目の前にあるということは、たとえそれが嫌いなものであったとしても、何らかのメッセージや意味、神の意志があってそこにあるのです。その「神の意志」や「神のエネルギー」を、光や形、温かさなど、人それぞれ異なる形で感じ取ることが「真気合わせ」なのです。
自力でエネルギーを掴みに行くのではなく、対象が元々放っている神の意志を「待って受け取る」受動性の極致が真気合わせである。
真気合わせの実践:準備と手順
「火と水」の結界を作り、心の鏡を用いて対象を覚醒させ、自分自身を書き換えるための具体的なステップを学びます。
真気合わせを行うために、以下のものを準備し、手順に沿って実践してみましょう。
準備するもの
- 対象物: 好きなもの、または嫌いなものを一つ用意します。物でも、紙に書いた言葉(苦手な人の名前など)でも構いません。対象は一つに絞ってください。
- 火と水: 神棚があれば神棚に、なければテーブルの上に水の入ったコップとロウソクを置きます。仏壇とは異なる部屋で行ってください。
- ロウソク: 二本が望ましいです。古事記の言い伝えで、一本では不吉とされる場面があるため、対で置くことに意味があります。
- 水: 清浄な水を用意し、綺麗なコップに入れます。
- 祝詞: 行う前に祝詞をあげておくと、より確実です。
実践手順
- 姿勢: 最もリラックスできる姿勢をとります。寝ていても、座っていても構いません。
- 深呼吸: 目を閉じ、深く深呼吸をしてリラックスします。
- 対象を心の鏡に映す: 用意した対象物を、自分の心の中にある鏡に映すイメージを持ちます。肉眼では見えない、対象の中に隠れた神様の成分が見えてくるはずです。
- 神の成分を認識する: 対象の中にある神のかけらを認識します。光、形、温かさなど、どんな形でも正解です。
- 反射で湧き上がるエネルギーを感じる: 認識が書き換わることで、自分の中から湧き上がる新たなエネルギーの変化を認識しましょう。
- 覚醒の完了: 対象物と自分との繋がりが生まれます。対象物は、メッセージに気づいてもらえたことで「覚醒」し、その光り方が変わります。
「火と水(カ・ミ)」の力を借りて場を整え、心の鏡に対象を映し出すことで、目に見えない神の成分を顕在化させる。
勝海舟の「寝学問」と真気合わせ
幕末の偉人も実践していた、困難な時ほど「寝る(リラックスする)」ことで天の意志を観るという知恵を学びます。
この「真気合わせ」には、「寝学問(ねがくもん)」という別名がつけられています。幕末の偉人、勝海舟は、困難な状況に直面した際、「俺はずっと寝てた。そういうときはジタバタせずに、横になって寝るのが一番いいんだ」と語り、これを「寝学問」と呼んでいました。
これは、自分にとって大凶だと思える状況の中でも、ジタバタせずに、その中に宿る神の意志を感じ取ろうとする姿勢に通じます。勝海舟は禅を深く実践しており、リラックスした状態で降りてくるものを観て、それに合わせて行動していたのでしょう。彼の「寝学問」もまた、「真気合わせ」の一種だったのかもしれません。
思考でジタバタするのをやめ、心身を完全に緩めたときこそ、対象の真価や神の意志が鮮明に降りてくる。
真気合わせの応用例
人間関係、プロの鑑定、そして神社参拝など、日常のあらゆる場面でこの技法をどう活用するかを理解します。
真気合わせは、様々な場面で応用が可能です。
- 苦手な人に対して: 出会いの意味が見えてくることがあります。
- 鑑定に使う: 霊力を使わずに相手を覚醒させるため、疲労が少なく効果的です。
- 神社に対して: 自分の「柱」をイメージしながら行うと、神様との繋がりがより深まります。
神社での実践方法
神社で真気合わせを行う際は、ベンチに座るなどリラックスした姿勢で行いましょう。屋外では火をつけられないため、事前に家で火をつけて真気合わせを行い、そのエネルギーを自分の中に蘇らせてから現地で実践すると良いでしょう。
真気合わせは場所を選ばず、事前に自宅で結界を作った「余韻」を持ち込むことで、どこでも神聖な繋がりを再現できる。
注意事項
効果を最大化し、混線を防ぐための作法や禁止事項を再確認します。
- 仏壇での実施は避ける: ご先祖様のエネルギーと混同しないよう、別室で行います。
- ロウソクは二本: 陰陽のバランスを整え、不吉を避けるために対で置きます。
- 水は清浄なもの: 器と水の清浄さがパイプの純度を決めます。
- 祝詞をあげる: 言霊の力で場を確実にホールドします。
- 好きすぎるものは変化が少ない: 苦手なものの方が、落差による覚醒の体感が大きくなります。
作法の「形」を軽んじず、特に火と水の配置と場所選びを厳守することで、安全かつ確実に「尊」を覚醒させる。
吉田八幡神社と柱立て
特定のパワースポットでの真気合わせが、魂の「お役目」を思い出す壮大なきっかけになる可能性を学びます。
吉田八幡神社には、三浦介と上総介が「三浦杉」を植えたという言い伝えがあります。この神社と真気合わせを行うと、「暮らしを守る」という大きなメッセージ、宇宙にとっての「日本という機能」を守るという壮大な神の意志を感じ取ることができます。
この場所で自分の「柱」を立てることができれば、魂の生まれ変わりの中で、何代にもわたって輝くような人生を創造する、非常に大きなインパクトのある「柱」となるでしょう。
聖地が持つ巨大な神の意志に真気合わせすることで、個人のエゴを超えた「歴史的・宇宙的な使命(柱)」が目覚める。
二重スリット理論との類似
真気合わせという一見神秘的な技法が、最新の量子力学の原理とも共通している点を探ります。
真気合わせの原理は、量子力学の「二重スリット理論」に似ています。観察することで形が定まるように、対象の中の神の意志を認識することで、その存在が覚醒する。この類似性は、真気合わせの奥深さを示唆しています。
「認識すること」自体が対象にエネルギーを与え、物質的な次元を超えて対象の性質を書き換える。
まとめ
「真気合わせ」の全工程を振り返り、嫌いなものを宝に変えて「尊」を生きるための指針をまとめます。
ポイントを整理すると、こうです。
- 自分以外のものを覚醒させる反射で、自分の「尊」が目覚める
- 嫌いなものこそ神の意志を感じる絶好の対象
- 無重力リラックス状態で「待つ」姿勢が大切
- 火と水の準備、二本のロウソクを忘れない
- 日常生活や神社参拝、鑑定など幅広く応用可能
嫌いなものに宿る「神の意志」を認めた瞬間、あなたの内なる神「尊」は、この上ない輝きを放ち始める。
FAQ(よくある質問)
嫌いな人の名前を紙に書いても効果はありますか?
はい、あります。その名前に真気合わせをすることで、その人物があなたに何をもたらす役割(神の成分)を持っているのかが浮き彫りになります。
真気合わせをした後、対象物が本当に変わるのですか?
あなたの「認識」が変わることで、相手の反応が変わったり、物の雰囲気が違って見えたりします。写真に撮るとオーラが変化していることも珍しくありません。
仏壇しかない部屋で行っても大丈夫ですか?
基本的には避けてください。どうしてもその部屋しかない場合は、仏壇の扉を閉めるか、距離を離して、明らかに「神様への空間」として意識を分ける工夫をしてください。
どれくらいの時間行えばいいですか?
時間は関係ありません。対象の神の成分を「認識できた」という確信が得られた瞬間、数秒でも完了します。
練習に最適なものは何ですか?
最初は身近にある「捨てたいけれど捨てられないもの」や、なんとなく苦手な食べ物などから始めると、変化がわかりやすくおすすめです。
| 項目 | 従来の「気合わせ」 | 真気合わせ(寝学問) |
|---|---|---|
| 能動性 | 自分から合わせに行く | 無重力で待つ |
| 疲労感 | 自分の意志を使うため疲れやすい | リラックスして受けるため疲れない |
| 目的 | 対象と同調する | 対象を覚醒させ、自分を反射させる |
| 対象 | 主に好きなもの・神仏 | 嫌いなもの・苦手なものがより有効 |
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